Nori Tohyama

Nori Tohyama

20190325

 

2000年代初頭のマクラーレンの「イケてる具合」はハンパなかった。

 

マシンのカタチとかカラーリングとかそういう話じゃなく、それはチーム全体の「クリエイティブ」の意味で。

 

 

⬆︎写真から滲み出るチーム全体としての見た目の美しさ。

 

ここはマシンではなくピットクルーに注目。真っ黒レーシングスーツに、スポンサーカラーとマッチした赤いグローブに、特製ダースベイダーヘルメットに。

 

今見ても未来感溢れるディテールがスゴい。

 

 

マシン自体だって、クロームボディ&グラデーションを多用したカラーリングがひときわ異彩を放っていた。

 

こうしたカラーリング&フォントひとつに対しても当時の代表のロン・デニスがうるさく指示したのは有名なハナシ。

 

 

その中でも頂点を極めたのがマクラーレンテクノロジーセンター。

 

オープンした2003年当時は市販車も製造していなく、ただのF1コンストラクターがこんなオフィスまで作ってしまったのだからそりゃスゴい。

 

(※ちなみに2019年になった今でも、その他のF1チームオフィスはほぼ全部ダサい)

 

 

チーム名フォントから、オフィスから、マシンから、スタッフギアに到るまですべてに貫かれたマクラーレンらしさ。

 

この時代、そんな全体の凄さが発散する「マクレーレン帝国」感が確かにあったような気がします。

特集:東京ロールスロイス。

20190612

 

一台一台がビスポーク。

 

すべてのディテールがカスタムメイド。

 

どのファントムも内装は豪華で色鮮やかで、どのゴーストだって個性にあふれた世界に唯一の仕上がりで。

 

ロールスロイス自体がそんな特別なクルマだからこそ、この“異質”な一台に目が奪われる。

 

 

東京を走るこのカリナン。

 

インテリアに選ばれたのは、ベーシックなブラックレザーと、ほんの些細なネイビーのアクセント。

 

ダッシュボードの裏地部分、ドアパネルのアームレスト、そしてシートベルト。

 

最低限の箇所にとどめた、最低限のコントラストに抑えた、黒と紺のツートンカラー。

 

 

まるで全身ブラックのライダースジャケット、その襟の裏側にだけこっそりと同系色レザーを張るかのような。

 

香るか、香らないか。

 

ほんの小さな個性。

 

 

エクステリアも同様。

 

グリル、モール、ホイールをブラックアウトし、黒と紺のツートンに。

 

 

世界最高峰ブランド。

 

世界に一台のビスポーク。

 

だからこそすべてを最小限に。そしてもっとストリートに。

 

そんな、東京ロールスロイス。

 

 

(Text & Photo:Nori Tohyama)

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