L.AKenta

L.A. Kenta

20190304

フェラーリさんチのエンツォくんは、

レースばっかやってたと思ったら、

レース資金捻出のために売っぱらってた古いレースカーが高値で売れるもんだから、主にアメリカ向けにバンバン市販車も作って売りだしたんだよねぇ、相変わらずレースに夢中で。

 

近所に住んでた(かどーかは知らんけど)、ランボルギーニさんチのフェルッチオくんは、見た目は美しかったり(ミウラ)、時にはすごかったり(カウンタック)する目立つクルマ作ってると思ったら、それらの思想は実はフェラーリよりもずっとレーシングカーチックだったんじゃないかと思うんだよね。

 

ポルシェさんチのフェルディナンドくんは、いろんな自動車メーカーや政府から依頼されてクルマ作ってたと思ったら、息子のフェリーくんが356(ポルシェ)を、孫のブッツィくんが911をつくったんだよねぇ。

 

70年後、フェラーリとランボルギーニとポルシェが、それぞれ今みたいなことになってるなんて、ピザ食ってたエンツォくんもパスタ頬張ってたフェルッチオくんも、ソーセージ食べてたフェルディナンドくんも、想像しなかっただろうねぇ。

 

みんな、ただのクルマ好きのにーちゃんだったんじゃないかなぁ。

特集:東京ロールスロイス。

20190612

 

一台一台がビスポーク。

 

すべてのディテールがカスタムメイド。

 

どのファントムも内装は豪華で色鮮やかで、どのゴーストだって個性にあふれた世界に唯一の仕上がりで。

 

ロールスロイス自体がそんな特別なクルマだからこそ、この“異質”な一台に目が奪われる。

 

 

東京を走るこのカリナン。

 

インテリアに選ばれたのは、ベーシックなブラックレザーと、ほんの些細なネイビーのアクセント。

 

ダッシュボードの裏地部分、ドアパネルのアームレスト、そしてシートベルト。

 

最低限の箇所にとどめた、最低限のコントラストに抑えた、黒と紺のツートンカラー。

 

 

まるで全身ブラックのライダースジャケット、その襟の裏側にだけこっそりと同系色レザーを張るかのような。

 

香るか、香らないか。

 

ほんの小さな個性。

 

 

エクステリアも同様。

 

グリル、モール、ホイールをブラックアウトし、黒と紺のツートンに。

 

 

世界最高峰ブランド。

 

世界に一台のビスポーク。

 

だからこそすべてを最小限に。そしてもっとストリートに。

 

そんな、東京ロールスロイス。

 

 

(Text & Photo:Nori Tohyama)

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