Nori Tohyama

Nori Tohyama

20190307

1000馬力級エンジン、四輪操舵、カーボンホイールなどなど。

 

現代のスーパーカーを彩るトピックは多数あれど、その中でも今いちばん面白いのは空力なんじゃないかと思う。

 

それはダウンフォース総量がどうしたこうしたの真面目な議論じゃなく、もっと心をワクワクさせる楽しい空力のハナシ。

 

 

マクラーレン・セナ。

 

 

フロントに大きく空いた穴には可変式エアブレード。

油圧式でグイグイ動くGTウィング。

さらにF1マシンさながらの2段に構えるダブルディフューザー(斜め上から見ると地面スケスケ)。

 

どれもが機能を追求した結果の産物なのだけれど、それ故に奇想天外で心を奪う。

 

 

 

たとえクルマに興味がない女の子にだって「なんかスゴイ」と単純に視覚で伝わる、この空力エンターテイメントこそが最新スーパーカーのポイントかと。

 

特集:東京ロールスロイス。

20190612

 

一台一台がビスポーク。

 

すべてのディテールがカスタムメイド。

 

どのファントムも内装は豪華で色鮮やかで、どのゴーストだって個性にあふれた世界に唯一の仕上がりで。

 

ロールスロイス自体がそんな特別なクルマだからこそ、この“異質”な一台に目が奪われる。

 

 

東京を走るこのカリナン。

 

インテリアに選ばれたのは、ベーシックなブラックレザーと、ほんの些細なネイビーのアクセント。

 

ダッシュボードの裏地部分、ドアパネルのアームレスト、そしてシートベルト。

 

最低限の箇所にとどめた、最低限のコントラストに抑えた、黒と紺のツートンカラー。

 

 

まるで全身ブラックのライダースジャケット、その襟の裏側にだけこっそりと同系色レザーを張るかのような。

 

香るか、香らないか。

 

ほんの小さな個性。

 

 

エクステリアも同様。

 

グリル、モール、ホイールをブラックアウトし、黒と紺のツートンに。

 

 

世界最高峰ブランド。

 

世界に一台のビスポーク。

 

だからこそすべてを最小限に。そしてもっとストリートに。

 

そんな、東京ロールスロイス。

 

 

(Text & Photo:Nori Tohyama)

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