Nori Tohyama

Nori Tohyama

20190311

 

今、F1マシンを買うのならこれくらいの年式がちょうどいいはず。

 

Ferrari F2001(2001年/シューマッハ車両)。

 

ここ10年くらいのマシンはもうKERSやハイブリッド搭載で複雑怪奇。NASAバリの完璧なチーム体制なしに走らせることはできない。かといって90年代のマシンは信頼性も安全性にも不安が残るし、さすがにパワステもトラコンもなしのマニュアルマシンを乗るのはちょっとばかししんどい。

 

その点このF2001。

 

抜群の信頼性と安定感とスピードを兼ね備え、シーズンを席巻したのはまだまだ記憶に新しいところ。

 

アナログとデジタルの間にあるちょうど扱いやすいマシンで、コンビニに行くのは無理だとしても、サーキットでちょいと楽しむには最高なはずだ。

 

 

2017年サザビーズ・オークションに出品されたこの一台。

 

落札価格は、約8億4000万円。

 

シューマッハがモナコGPを制覇したそのものの個体。人類史に永遠に刻まれる自動車世界遺産。なんてお買い得なんだ。

 

特集:東京ロールスロイス。

20190612

 

一台一台がビスポーク。

 

すべてのディテールがカスタムメイド。

 

どのファントムも内装は豪華で色鮮やかで、どのゴーストだって個性にあふれた世界に唯一の仕上がりで。

 

ロールスロイス自体がそんな特別なクルマだからこそ、この“異質”な一台に目が奪われる。

 

 

東京を走るこのカリナン。

 

インテリアに選ばれたのは、ベーシックなブラックレザーと、ほんの些細なネイビーのアクセント。

 

ダッシュボードの裏地部分、ドアパネルのアームレスト、そしてシートベルト。

 

最低限の箇所にとどめた、最低限のコントラストに抑えた、黒と紺のツートンカラー。

 

 

まるで全身ブラックのライダースジャケット、その襟の裏側にだけこっそりと同系色レザーを張るかのような。

 

香るか、香らないか。

 

ほんの小さな個性。

 

 

エクステリアも同様。

 

グリル、モール、ホイールをブラックアウトし、黒と紺のツートンに。

 

 

世界最高峰ブランド。

 

世界に一台のビスポーク。

 

だからこそすべてを最小限に。そしてもっとストリートに。

 

そんな、東京ロールスロイス。

 

 

(Text & Photo:Nori Tohyama)

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