Nori Tohyama

Nori Tohyama

20190315

 

こっちの記事ではSenna GTR愛を書いたけれども、同時に最近のレーシングスペックは少し綺麗につくり過ぎているとも思ったり。

 

カーボンパーツからデザイン性から全てショールームクオリティで、いかにも「お金持ちのみなさん、大切にガレージにしまっておいてくださいね」的な。

 

その点、マセラティMC12コルサ。

 

ボディワークはビス留めだし。ダクトのメッシュもバーベキューの網みたいだし。ボディサイドは平たいパネルにドカンと穴を開けただけでデザイン性なんて考えてないし。

 

「速けれそれでヨロシ。ぶつけたら交換するんだから」なんて開発陣の声が聞こえてきそうなディテール。いかにも古典的レーシングカーの佇まいが不良っぽくてカッコイイ。

 

ちなみにこちらの個体、ただいまSotherby’sにて「Still For Sale」

 

3億? 4億? いくらなのか興味深い。

 

特集:東京ロールスロイス。

20190612

 

一台一台がビスポーク。

 

すべてのディテールがカスタムメイド。

 

どのファントムも内装は豪華で色鮮やかで、どのゴーストだって個性にあふれた世界に唯一の仕上がりで。

 

ロールスロイス自体がそんな特別なクルマだからこそ、この“異質”な一台に目が奪われる。

 

 

東京を走るこのカリナン。

 

インテリアに選ばれたのは、ベーシックなブラックレザーと、ほんの些細なネイビーのアクセント。

 

ダッシュボードの裏地部分、ドアパネルのアームレスト、そしてシートベルト。

 

最低限の箇所にとどめた、最低限のコントラストに抑えた、黒と紺のツートンカラー。

 

 

まるで全身ブラックのライダースジャケット、その襟の裏側にだけこっそりと同系色レザーを張るかのような。

 

香るか、香らないか。

 

ほんの小さな個性。

 

 

エクステリアも同様。

 

グリル、モール、ホイールをブラックアウトし、黒と紺のツートンに。

 

 

世界最高峰ブランド。

 

世界に一台のビスポーク。

 

だからこそすべてを最小限に。そしてもっとストリートに。

 

そんな、東京ロールスロイス。

 

 

(Text & Photo:Nori Tohyama)

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