Nori Tohyama

Nori Tohyama

20190317

ひとりのクルマ好きとして、アストンマーティン・ヴァルキリーを買えないことは「一生の不覚」と言ってもいい。

91年に登場したマクラーレンF1が自動車史に革命を起こした存在ならば、ヴァルキリーはそんな自動車史に終止符を打つ完成形なんじゃないかと思っている。

搭載されるのはコスワース製V12。某メーカーみたいに4つもターボ積んだりしないで「自然吸気」で1000馬力を発揮。(*詳細は未発表ながら、このエンジンにさらにモーターが組み合わされる)

 

しかも最高回転数は11000rpm。6.5リッター、V12、自然吸気、1万回転。もし直管にしたのなら、きっとNA時代F1以上の音がするだろう。

 

車体は現代のF1が誇る天才、エイドリアン・ニューウェイが設計。フロントウイング、ハイノーズモノコック、そしてエンジンがリヤの構造体になる点もすべて今のF1と同じ。

 

否。フルカウルマシンでウイングカー形状で、なんていうことを考えると「F1と同じ」という表現すら失礼に当たるのかも。

 

これは完全にレギュレーションの束縛から解放された夢のF1マシンだ。

今後どんどんと電気化&デジタル化が進み、新しい時代へと切り替わっていく自動車産業。

 

そんな中、ガソリン内燃機関を積んだ古き良き自動車がたどり着いた「最後の究極」が、このヴァルキリーなのだと思う。

 

 

ということで。

 

アストンマーティン・ヴァルキリー、いまなら新車で約3億円。

 

なんてお買い得なんでしょう。

 

特集:東京ロールスロイス。

20190612

 

一台一台がビスポーク。

 

すべてのディテールがカスタムメイド。

 

どのファントムも内装は豪華で色鮮やかで、どのゴーストだって個性にあふれた世界に唯一の仕上がりで。

 

ロールスロイス自体がそんな特別なクルマだからこそ、この“異質”な一台に目が奪われる。

 

 

東京を走るこのカリナン。

 

インテリアに選ばれたのは、ベーシックなブラックレザーと、ほんの些細なネイビーのアクセント。

 

ダッシュボードの裏地部分、ドアパネルのアームレスト、そしてシートベルト。

 

最低限の箇所にとどめた、最低限のコントラストに抑えた、黒と紺のツートンカラー。

 

 

まるで全身ブラックのライダースジャケット、その襟の裏側にだけこっそりと同系色レザーを張るかのような。

 

香るか、香らないか。

 

ほんの小さな個性。

 

 

エクステリアも同様。

 

グリル、モール、ホイールをブラックアウトし、黒と紺のツートンに。

 

 

世界最高峰ブランド。

 

世界に一台のビスポーク。

 

だからこそすべてを最小限に。そしてもっとストリートに。

 

そんな、東京ロールスロイス。

 

 

(Text & Photo:Nori Tohyama)

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